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断熱材グラスウールのメリット・デメリット

グラスウールは、安価で高い断熱性を持ち、住宅用の断熱材として幅広く普及しています。

しかし、特徴をよく知らなければ、施工不良等で本来の断熱性能が発揮できません。

今回は、グラスウールを断熱材として使用する際に理解するべき特徴について解説します。



グラスウールのメリット

〇高いコストパフォーマンス

グラスウールは高い断熱性能を低コストで実現できる断熱材です。グラスウールよりも断熱性能が高い断熱材として「硬質ウレタンフォーム」などがありますが、コストが高いのが難点です。同じ断熱性能を発揮するのに必要なコストは、グラスウールを採用した場合、他の断熱材の半分程度と言われています。

〇耐火性に優れる

グラスウールの原料であるガラスは不燃性の素材です。万が一、火事が起こっても有毒ガスなどを発生しません。隣家で火災が起こって家の壁が熱されたとしても、不燃性のグラスウールなら延焼を防いでくれます。

〇耐久性に優れる

ガラスは高い耐久性を持ち、経年による劣化が少ない素材です。発泡ポリスチレンなどの発泡プラスチック系断熱材はいわゆる「プラスチック」でできており高温多湿状態で変形する可能性がありますが、グラスウールは変形したり断熱性能が下がったりしにくい特徴を持ちます。

〇体に優しい

グラスウールは「国際がん研究機関(IARC)」により、発がん性リスクが低いという証明がされています。


グラスウールのデメリット

〇耐水性に劣る

グラスウールは繊維の間に空気を含むことで、熱を伝えにくくします。水に濡れたり湿気を含んだりすると、断熱性能を発揮できません。そのためグラスウールは、袋詰めや防水シートなどを用いて、湿気の影響を受けないように施工されます。 「グラスウールは内部結露がひどい」という話を聞いたことがあるかもしれませんが、この原因の大半は「施工不良」です。断熱材にすきまができたり、吸湿シートが施されていなかったりといった誤った施工方法によって、結露が生じやすくなります。

〇施工に精度が必要

グラスウールは壁の中に充填して使われることが多く、すきまなく詰め込む施工技術が必要です。押し込みすぎたり、柱や壁との間にすきまができてしまったりすると、そのぶん断熱性能は下がります。

まとめ

グラスウールは、断熱性が高い無機繊維系の断熱材で、コストパフォーマンスもとても優れています。

また、燃えにくく経年劣化も少なく、体にも優しい素材です。

採用される場合は、上記のメリット・デメリットを十分理解した上で、検討しましょう。

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